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カードローンは借金だから怖い?カードローンの正しい利用方法とは

みなさんこんにちは、マネーアナウンサーの門刈です。

 

カードローンは一定の収入があればお金を借りられる仕組みです。

 

一度カードを作っておけば融資可能残高の範囲内で自由に借り入れができるので、

給料日前の急な出費

買い物をしたいけれどちょっとお金が足りない」というときなどに、とても便利に使えますね。

 

ただ、カードローンは便利な反面、気軽にお金を借りられるので、借金をしているという自覚がなくなりやすい傾向があります。

 

そのうちに返済残高が膨れあがり、カードの枚数も増えて借金地獄に陥ってしまう人がいることも事実です。

 

多重債務を避けるためには、どうすればいいのでしょうか。

今回は、多重債務に陥ってしまう原因や対策、なるべく早く借金を減らすために心がけたいことなどを紹介していきます。

 

目次

カードローンは多重債務への入り口?多重債務とは

多重債務とは、複数の貸金業者から借金をしているために生活が困窮している状態のことです。

 

全国の多重債務者の人数

全国で多重債務に陥っている人は、2017年の時点で123万人にも及んでいます。

  • 3件以上の無担保無保証借入がある人は114万人
  • 5件以上の無担保無保証借入がある人は9万人

SMBCモビット

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実は、改正貸金業法が施行になる前の多重債務者数はもっと多く、2006年度では614万人もの人が借金を抱えていました

 

しかし、改正貸金業法が完全に施行されて以来、貸金業者が個人に貸し付けできる金額に規制が入り、多重債務者の数も順調に減っています

 

1人当たりの借入残高も、2016年度で116.9万円だったのが、2017年度には52.8万円にまで下がりました。

 

多重債務に陥る典型パターン

借金に関する公共機関への相談は依然として多く、多重債務者の高齢化も問題視されています。

 

カードローンは収入に応じて借入金額が決まりますが、限度額内での利用が増えた借入可能額を増額したりすると、あっという間に借金が膨れあがります。

 

最初は1社からしか借りていなかったのが2社になり、それでもお金が足りないからさらに別の業者から借りるのが、多重債務に陥る典型パターンです。

気軽に借りられるからこそ、お金の借りすぎには注意しましょう。

その気軽さが命取り!生活費の一部を借金でまかなうのが常態化すると危険

多重債務に陥る借金理由とは?

「公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会」の2017年度の調査による、多重債務の借金理由を紹介します。

 

  • 相談者の65%が「生活費補填」
  • 相談者の48.5%が「失業・転職・収入源」
  • 相談者の14.5%が「ぜいたく品・収入以上の買い物」
  • 相談者の13.9%が「ギャンブル」

借金理由の多くは生活のためで、やむを得ず借金をしている人が多いことがわかりました。

 

借金の理由といえばギャンブルやぜいたく品の購入といったイメージがありますが、「ぜいたく品・収入以上の買い物」と「ギャンブル」低い数値を示しています。

 

この統計は複数回答による調査であることから、借金の理由は1つではないことがわかります。

 

失業のために生活が困窮している」「ギャンブルと高額ショッピングの両方が習慣化してしまった」など、複数の原因が借金に拍車をかけている可能性はあるでしょう。

 

どこかのタイミングで悪循環から抜け出す必要性

カードローンで生活費をまかなうようになると常態化しやすく、生活破綻の恐れがあり危険です。

食費や光熱費、住居費などの生活費は、毎月発生します。

 

生活費のための借金は毎月の家計が赤字であることを示しており、どこかのタイミングで何らかの対処をしないと借金の悪循環から抜け出せません。

 

多重債務者は毎月の返済額も高額になりやすく、「カードローンで借金をしてカードローンで返済をする」というパターンにハマりやすいのも大きな特徴です。

カードローンは計画的に利用しないと、誰でも多重債務に陥る可能性があるといえるでしょう。

 

家計をダイエット!固定費の削減で家計を計画できるようにしよう

多重債務に陥る原因は収入以上の支出

多重債務に陥る原因の一つは収入以上の支出があるからです。

 

病気やリストラによる失業、給料の減額などやむを得ない事情、ぜいたく品の購入やギャンブルなど自己責任といえる事情、借金の理由はさまざまです。

 

理由が何であれ、毎月赤字状態が続けば、借金はどんどん増えていきます

カードローンを頼る前に、まずは生活費を見直して借金をせずに済む方法を考えていきましょう。

 

生活費の節約で効果的なのは、固定費の見直しです。

毎月同じ額の支払いで金額が高くなりやすい性質があるため、固定費の削減ができれば家計はかなり楽になるでしょう。

 

固定費のおすすめ削減1.節約方法

家計における固定費の代表は住居費です。

賃貸なら、家賃の安い物件への引っ越しや、家賃減額の申し出などが有効です。

 

一般的に、家賃の目安は収入の3分の1といわれています。

月収が25万円なら家賃は約8万3000円以内月収が30万円なら家賃は約10万円までが望ましいでしょう。

 

住宅ローンを組んでいるなら、より金利の安い住宅ローンに借り換えるのも一つの方法です。

 

固定費のおすすめ削減2.保険

固定費で見落としがちなのが、生命保険や医療保険の入りすぎです。

無駄な保険は解約して、本当に必要な保険だけに加入しておくと、保険料金が驚くほど安くなっているケースも珍しくありません。

特に、保険についてはわからないからと知り合いや保険会社のいうままにしている人は、いったん加入しているすべての保険を見直してみましょう。

支出が一定額に抑えられるリボ払いが危険な理由

リボ払い毎月一定額を支払う仕組みで、カードローンやクレジットカードの支払い方法として多くの業者が採用しています。

 

支払い額が毎月同じなので家計の管理がしやすく、支払い計画を立てやすいのがメリットです。

 

リボ払いのデメリット1.利息総額の増加

一方、債務者にとってのデメリットも多く、借金が増える原因になるのでおすすめできません。

 

リボ払いは毎月の支払い額が低く設定できる反面、完済までの利息総額が増えてしまいがちです。

たとえば、金利が18.0%の場合を考えてみましょう。

  • 返済残高が10万円の場合、1日の利息は約49円、30日なら約1479円
  • 残高が9万円になった場合、1日の利息は約44円、30日で1331円

1回の返済額が安いほど、返済残高の減りは遅くなります。返済残高は早くなくなったほうが、支払う利息の総額も少なくなります。

リボ払いのデメリット2.利用額の増加

リボ払いだと利用額が増えてしまいがちな点もデメリットです。

 

限度額いっぱいまで借りたらリボ払いで返済して、借入残高ができたらまた限度額いっぱいまで借りる」というサイクルを繰り返していると、いつまで経っても返済は終わりません

 

また、毎月の返済額が安いので、借金をしている自覚が薄れやすいのもデメリットです。

リボ払いは便利である反面、債務者にとってはリスクが大きい点を覚えておきましょう。

 

多重債務の放置で待っているものとは

多重債務を放置したその後の流れ1.督促状

借りたお金は返すのがルールですが、多重債務になると生活すらままならない状態に陥りやすく、返済が滞るケースも珍しくありません。

 

返済をせず放置していると、まずカードローン会社から督促状が届きます。

督促状は数回届き、担当者から電話が入るケースもあるでしょう。

 

多重債務を放置したその後の流れ2.内容証明郵便

それでも無視を決め込んでいると、そのうち内容証明郵便が届きます。

内容証明郵便とは、差出人が送った文書の存在を郵便局が証明するシステムです。

 

大抵は一括請求を求める文書内容で、指定日を過ぎて支払いがない場合は法的手段を取るという記述があります。

 

多重債務を放置したその後の流れ3.強制執行

このあと債権者が裁判所に支払督促の申し立てをすると、債務者に対して裁判所が支払督促を通知します。

 

最後は強制執行を受けて、多くの財産を失うことになるでしょう。

 

仮に、返済をがんばって続けたとしても借金が減らなければ生活は厳しく、精神状態が不安定になる多重債務者も珍しくありません。

 

借金を理由とした生活困窮、家族との関係性の悪化などが原因で自分から命を落としてしまう人もいます

 

改正貸金業法施行以降は減少傾向にあるものの、多重債務による自殺者は毎年一定数存在しています。

 

カードローンを利用している人は、決して他人事とは思わず、気をつけないと自分も多重債務に陥る可能性があることを肝に銘じておきたいものです。

 

正しい返済方法がある?元金均等と元利均等方式はどれくらい違うのか

カードローンの返済方法は、元金均等方式と元利均等方式の2種類です。

 

元金均等方式

カードローンでは、元金と利息の合計金額を返済します。

元金均等方式とは、毎月一定額の元金と残高に応じた利息の合計額を返済する方法です。

 

返済回数が少ないうちは返済額が高いものの、支払いを進めるうちに元金に上乗せされる利息が減ってくるので、だんだん支払いが楽になります。

 

元利均等方式

一方、元利均等方式とは、毎月一定金額を返済する方法です。

返済を進めるごとに元金と利息の割合が変わるのが特徴で、返済残高が少なくなるほど元金の充当額が増えていきます。

 

利息を少なくするなら元金均等方式

借入残高が50万円、金利が18.0%返済期間3年でシミュレーションしてみます。

 

  • 元金均等方式の場合、返済合計金額は63万8754円、1回目の返済金額は2万1389円、36回目では1万4097円
  • 元利均等方式の場合、返済合計金額は65万736円。毎月の返済額が1万8076円

 

1回目の返済では元利均等方式より元金均等方式のほうが返済金額が高いものの、返済が終わる頃には立場が逆転しています。

利息の総額も65万736円-63万8754円=1万1982円と、元金均等方式のほうが安くなっています。

 

金利が高いほど早く返すのがトク!複数カードを利用している場合の優先順位

複数のカードローンを利用している場合は、ひと月の利息が高いカードの返済を先に進めるのがおすすめです。

仮に、3社から借り入れをしている場合を考えてみます。

 

  • A社の借入額50万円、金利18%
  • B社の借入額100万円、金利が15%
  • C社の借入額200万円、金利が5%

 

それぞれひと月にかかる利息は下記の通りです。

  • A社7397円
  • B社1万2328円
  • C社が8219円

 

金利だけ見るとA社が高く、A社から返済したほうが良いように見えますが、借入金額を見るとC社が1番多いので、C社の返済を早く済ませたほうがよいとも思えます。

 

カードローンはどれだけ利息を低くできるかで返済の負担が変わってきます

 

3社で比較するとひと月の利息はB社が1番多く、利息にかかる割合がもっとも高いことがわかります。

そのため、返済の優先順位は利息が高い順に、B社、C社、A社とするのがおすすめです。

返済の優先順位は、金利の高さではなく利息の多さで考えると良いでしょう。

支払いが遅れたときの遅延損害金はムダな出費!通常より高い金利に注意

遅延損害金と通常利息の差

カードローンの返済が遅れると、遅延損害金が発生します。

 

カードローンの多くは利息制限法の上限である20%を遅延損害金金利としており、通常よりも高い利息で返済しなければなりません

 

数日遅れただけで信用情報に傷がつくことはありませんが、少しでも効率よく借金を減らすには、延滞は避けたほうが良いでしょう。

 

借入残高10万円で通常利息が18%の場合は1日の利息が約49円ですが、20%だと約54円と5円も高くなってしまいます。

 

遅延損害金の計算方法の違い

借入残高に対して遅延損害金金利がかかる場合と、毎月の元金充当額に遅延損害金金利がかかる場合があります。

 

たとえば、借入残高10万円で5日延滞したとします。

借入残高に対して遅延損害金金利がかかる場合は、10万円×0.2×5日÷365=約273円が5日分の延滞利息です。

 

一方、毎月の元金充当額に遅延損害金金利がかかる場合は、通常の利息もプラスされます。

 

仮に元金充当額を8500円とすると、通常利息分が(10万円-8500円)×0.18×5日÷365日=約225円、遅延分が8500円×0.2×5日÷365日=約23円で、合計利息が248円でとなります。

 

借入残高に対して遅延損害金金利のほうが高くなり、多くのカードローン業者ではこの方法を採用している点も要注意です。

延滞日数が長くなるほど遅延損害金は高くなってしまいますので、延滞にはくれぐれも注意しましょう。

確実に返済・手数料カットが負担を抑えるコツ

返済方法によって異なる手数料

カードローンは返済方法によってかかる手数料が違います

 

手数料をカットしながら確実に返済をするなら、口座振替がおすすめです。

毎月、返済用の口座から自動的に引き落としがかかるので、返済が遅れる心配がありません

 

ただ、口座にお金がないと引き落としがかからないため、「返済口座は給与振込口座を指定する」「返済日前に必ず返済金額分の入金をする」など、しっかり対策を講じておきましょう。

 

自社でATMを運営している場合も手数料無料な業者が多い傾向です。

すべての業者が自社ATMを持っているわけではありませんが、大手消費者金融や銀行系カードローンならほぼ対応しています。

 

手数料が安いのはネット銀行

ネット銀行でのネット取引も手数料が無料になります。

 

ネット環境があればいつでも返済手続きができるので、カードローンを利用する際はネット銀行の口座を作っておくと良いでしょう。

 

手数料が高いのは口座振込

返済方法のなかでもっとも手数料が高いのは口座振込です。

 

銀行や振込金額によって違いますが、200~800円台の手数料がかかります

提携先の金融機関やコンビニATMでの返済も、108~216円の手数料がかかってしまいます。

借金の負担を少しでも抑えるなら、返済にかかる手数料はなるべく節約するようにしましょう

金利の低い商品に乗り換えつつ手間を一本化!おまとめローン

おまとめローンのメリット

おまとめローンとは、複数のカードローンを一本化するためのローンです。

 

多重債務は、「業者によって返済日が異なるので返済管理がしにくい」「毎月の返済金額が高くなりがち」などのデメリットがあります。

 

おまとめローンで借金を一本化できれば、返済日を統一できて毎月の返済金額も安くなる可能性が高いです。

 

1社の借入残高が大きくなるので、複数の業者から少額ずつ借りるよりも金利が低くなりやすい傾向にあります。

金利が低くなればそれだけ払う利息も減りますので、借金をしっかり返していくならおまとめローンがおすすめです。

 

おまとめローンを提供していない業者もありますが、用途自由のフリーローンで借金の一本化をしてくれる業者も存在しています。

 

おまとめローンのデメリット

借入総額にもよりますが、多重債務の毎月の返済金額は高くなりやすいです。

しかし、その金額で問題なく返していけるのなら返済は早く終わるでしょう。

 

おまとめローンにすると1社での借入残高が高くなるので、その分返済期間は長くなります

 

期間が長引けばその分払う利息も多くなりますので、結果的に一本化する前より返済総額が高くなるケースもあります。

おまとめローンは毎月の返済を楽にしてくれる仕組みですが、今よりも確実に楽になるのか検討してから申し込むようにしましょう。

余裕ができたら繰り上げ返済して金利をカット

繰り上げ返済とは?

繰り上げ返済とは毎月の返済とは別に、借金を前倒しして返すことです。

返済残高が少ないほど元金にかかる利息も少なくなります。

 

元金を確実に減らすことで金利負担が軽減できることがメリットです。

繰り上げ返済をすれば支払い利息の総額も減らせますので、財布に余裕があるときは積極的に繰り上げ返済していきましょう。

 

返済残高の一部を前倒しすることを一部繰り上げ返済、すべて完済することを全額繰り上げ返済といいます。

 

もちろん、理想的なのは全額繰り上げ返済ですが、多重債務では返済残高総額が多いので一部繰り上げ返済のほうが現実的です。

 

それでも、毎月少しずつ返していくよりはだいぶ楽になるでしょう。

 

繰り上げ返済の注意点

繰り上げ返済は必ず余剰金で行いましょう。

早く返済を終わらせたいからと生活費に手をつけると、生活そのものが苦しくなります。

 

家計を切り詰められる範囲なら良いかもしれませんが、生活が圧迫されると精神的に追い詰められやすくなります。

生活が苦しくなると、最悪、借金の増加につながりかねません。

 

少しでも余剰金を蓄えるために、毎日少しずつ節約する癖をつけるのがおすすめです。

 

「食料品や生活必需品はスーパーやドラッグストアでセール品を買う」

「定価販売のコンビニエンスストアは利用しない」

 

など、生活の根本から改善できるよう習慣づけていきましょう。

借金返済の方法や心構えについては「あなたは早く借金返済ができる人?3つのできる習慣をつけよう!」を参考にしてみてくださいね。

フリーランスや自営業の繰り上げ返済はちょっと待って

フリーランスや自営業の収入事情

フリーランスや自営業でも、一定の収入を証明できればカードローンの契約は可能です。

本業で稼ぎがある人なら、積極的に繰り上げ返済を行っていきたいところです。

 

しかし、給与所得者と比べると収入が安定しにくく、ボーナスもありません

前月によりも収入が数万、十数万円少ないといったケースも多々あるでしょう。

 

特に、自営業を始めたばかりで収入が少ない人は、安易な繰り上げ返済には注意が必要です。

 

フリーランスや自営業の繰り上げ返済方法

1カ月の収入の目処が立っている場合でも、必ず毎月かかる生活費や臨時の出費、仕事の経費などを計算します。

そのうえで、確実に余るお金があれば繰り上げ返済に当てるようにしましょう。

 

自営業やフリーランスはいつ何が原因で減収につながるかわかりません

必ず手元にはお金を残しておき、繰り上げ返済の金額が多すぎないように調整しましょう。

 

少しずつしか返済できなくても、繰り上げ返済をするのとしないのとでは利息総額に大きな影響が出てきます。

すぐに返せないのであれば、普段は節約に励みながら新たな借り入れをしないように注意していきましょう。

返済日を守って払わなくていい手数料や金利を減らすのがミソ

カードローンの返済では、3種類のお金が関わってくることがわかりましたね。

 

1つは元金、もう1つは利息、最後に手数料です。元金は実際に借りたお金で、返済回数や月々の返済金額が変わっても同じ金額になるのが特徴です。

 

利息は、通常利息と遅延損害金の2つがありましたね。

通常利息を効率よく減らすなら、なるべく早く返済残高を減らすことが大切でした。

 

遅延損害金を防ぐ簡単な方法は、毎月遅れずに返済することです。

延滞が長引くほど遅延損害金は高くなりますし、生活破綻の原因になりやすいので注意しましょう。

 

手数料は返済時にかかるお金です。

提携先のATMや口座振込による返済は極力避けて、手数料のかからない方法で返済していきましょう。

利息や手数料が高くなると、返済総額も増えてしまいます

借金を早く返すなら、「返済には遅れない」「ネット銀行や口座振替を利用する」「余裕があるときは繰り上げ返済をする」という3つを心がけるようにしていきたいですね。

いよいよ首が回らなくてなってきたときにとる最終手段とは

債務整理とは、返済の減額をしたり資産を処分したりして借金を整理することです。

世間的には、借金地獄に陥ったら破産だというイメージがありますが、自己破産は債務整理のなかでも最後の手段です。

 

債務整理は3種類

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

 

債務整理はそれぞれ整理の方法が違います。

ひと言で多重債務といっても、借金による困窮具合には個人差があります。

 

借金の額や収入、資産などを洗い出し、どの程度まで整理すれば完済できるのかを検討したうえで債務整理をするのが一般的です。

 

段階を追って手続きを進めていくので、いきなり破産して家を取られるようなことはありません

 

債権者との話し合いの結果、借金を減額してもらえるケースもありますし、裁判所を通して資産整理をしなければならない場合もあります。

 

ただ、多重債務を放置した場合は、やはり段階的にではありますが、強制執行による資産没収の恐れがあります。

 

債務整理と聞くと怖いと思う人もいるかもしれませんが、借金をそのままにしているほうが生活へのダメージが大きくなります。

借金が多すぎてどうにもならない場合は、早めに債務整理を検討しましょう。

 

過払い金請求も任意整理の一種!家や車を持ったまま借金を整理できるのがメリット

任意整理とは、返済継続のために借り入れしている業者との話し合いで金利の引き直しや借金の減額をするための手続きです。

 

任意整理のメリット

任意整理のメリットは、資産を処分することなく無理のない範囲で返済できる点です。

任意整理は誰でもできるわけではなく、任意整理をすれば返済を続けていける人に限られます

 

借金を減らしたいけれど住宅や車は処分したくない」という人に向いている方法です。

裁判所を通さずに手続きができ、実は債権者と債務者が直接話し合うことで進められます。

 

任意整理のデメリット

任意整理をすると債権者の利益が減るので、債権者は基本的に債務整理には非協力的なケースが多くなります。

 

個人で任意整理の手続きをするのは手間がかかり、債権者との話を有利に進めるにはそれなりの知識も必要です。

 

任意整理の進め方

一般的には、弁護士や司法書士に間に入ってもらったほうが、任意整理の話も進みやすくなります

 

過払い金請求ができるかどうかも判明しやすいので、自分で任意整理の手続きをするのはあまりおすすめしません

 

過払い金の有無は必ず確認を

過払い金請求とは、払いすぎた利息を返してもらう方法です。

任意整理の一種で、「過払い金を返済に当てたら完済できた」というケースもよくあります。

 

改正貸金業法が施行される前のグレーゾーン金利時代から借りている人は、過払い金が発生していないか確認してみましょう。

 

裁判所に再生計画書を出して借金を圧縮!多額の借金がある人に個人再生

個人再生の条件

個人再生とは、減額した借金を3~5年で返していくための手続き方法です。

 

借金の総額が5000万円以下で継続収入がある人、なおかつこのままだと返済不能に陥る恐れがある人に限り、個人再生が認められます。

 

住宅や車などの資産を処分することなく債務整理ができ、自己破産のように一定の職業に就けなくなる資格制限がありません。

 

一方で、個人再生計画どおりに支払いができないと認可が取り消される恐れもあります。

個人再生の記録は信用情報機関にも残りますので、5~10年くらいは新たな借り入れやローンは難しくなるでしょう。

個人再生の手続きの流れ

個人再生の手続きは、弁護士への依頼から始めましょう。

 

「請求できる過払い金がないか」「借金の返済や生活立て直しなどの再生計画案をどうするか」など、申し立てに必要な点を相談します。

 

弁護士から裁判所へ申し立てを行い、個人再生委員との面談を経て個人再生の認可が確定したら、計画通りに返済をしていきます。

 

個人再生の特徴

任意整理と同様、個人再生で借金はなくなりません

しかし、借金額によっても異なりますが、最大で5分の1まで債務を減らせる可能性があります。

 

たとえば、1000万円の借金があったとしたら、200万円までの減額が見込めます

手続きには半年ほどかかりますが、返済の見込みが立たないのであれば、早めに個人再生の道を検討したいところです。

 

税金以外の借金はが無効に!自己破産は最終手段です

「自己破産=破滅」ではない

自己破産とは、収入が足りず財産を処分しても返済しきれない、完済が見込めない場合に返済義務を免除してもらう手続き方法です。

 

返済不能であることを裁判所に認めてもらえれば、借金の支払い義務がなくなります

自己破産というと人生が終わるように思う人がいますが、本来の意味はその反対です。

 

自己破産をすることで借金から解放され、生活の立て直しに集中できます

 

また、「自己破産の事実が戸籍に載るのではないか」「ほかの人に知られてしまうのではないか」との不安もよくありますが、自分から誰かに話さない限り、自己破産の事実が他人に知られる心配はありません

 

自己破産のデメリット

信用情報機関には金融事故として情報が残るので、5~10年間はローンを組んだりキャッシングしたりすることはむずかしくなります

 

また、住宅のような高額資産は処分されますので、自己破産した後も持ち家に住み続けることはできません

 

生命保険外交員や警備員など一部の職業に就けなくなる資格制限もあります。

借金が免除になる変わりさまざまな制限がつくのは、自己破産の特徴でありデメリットでもあるでしょう。

悩んでないで債務整理!相談は司法書士か弁護士へ

債務整理に対するイメージや知識不足によって、多重債務で苦しんでいるにも関わらず債務整理に踏み込めない人がいます。

弁護士に相談するお金もないからと、ためらう人もいるでしょう。

 

債務整理をするには多くの専門知識が必要で、むずかしく感じるのも仕方ありません。

しかし、多重債務の恐ろしさは、借金で生活が破綻して今住んでいる環境がめちゃくちゃになってしまう点にあります。

 

家族がバラバラになったり精神的な病気になってしまったりなど、多重債務は人の人生を壊すには十分すぎるほどのダメージを与えます。

 

債務整理は生活を立て直すための救済処置ですし、決して人生を終わらせるための手続きではありません。

 

債務整理をするべきか悩んでばかりいても、その分利息がかさむだけです。

まずは、司法書士か弁護士への相談をおすすめします。

債務整理ができれば、生活は想像以上に楽になるでしょう。

原因と対策を知っておけばカードローンも怖くない

カードローンはどうしても怖い側面を強調されがちです。

 

確かに、カードを何枚も作ってお金を借りていたら、返済額が膨れあがって多重債務に陥ってしまうでしょう。

そういう意味では、カードローンはやはり怖い存在です。

 

しかし、利用する人の心がけ次第で怖いものから便利な仕組みに変えることもできます。

 

利息が安くなる返済方法や、手数料のかからない支払い方法など、返済総額を減らすための手段があることも今回わかりましたね。

 

仮に、返済できない状態になっても、日本には債務整理という救済処置があります。

 

債務整理をすることによって、借金が減ったり支払いの義務がなくなったりする多重債務者にとってはとてもありがたい制度です。

 

カードローンを使ったら人生が終わるというのは、単なる思い込みに過ぎません。

カードローンの仕組みやメリット、デメリットなどをしっかり理解して使いこなせれば、私たちの生活を助けてくれる心強い見方になってくれるでしょう。

 

まとめ

カードローンは一歩使い方を誤れば、生活をおびやかしかねない存在になります。

 

しかし、カードローンを使うのはあくまでも人です。

正しい知識を持って適切に使いこなせば、こんなに便利な仕組みもありません。

 

人間は、知らないものには恐怖を抱きやすい性質を持っています。

カードローンのメリットやデメリット、融資・返済の仕組みを知らなければ、怖いと思っても仕方がないでしょう。

 

まずは、カードローンの仕組みを知って正しく使うことが大切です。

多重債務に陥るのは、何もギャンブルや買い物にハマっている人だけではありません。

 

真面目に暮らしていても、やむを得ない事情で借金を抱えてしまう人もいます。

多重債務は、決して他人事ではありません

 

カードローンを利用するすべての人にその可能性があります。

だからこそ安易な借り入れはせず、本当に必要なときだけ利用するようにしましょう。

 

以上、マネーアナウンサーの門刈がお伝えしました。

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