みなさんこんにちは、マネーアナウンサーの門刈です。
ダイレクトワンとは、スルガ銀行グループの「消費者金融」がサービスをしているカードローンのことです。
銀行カードローンではなく消費者金融カードローンなため、金利は高いですが即日融資でお金を借りることができます。
消費者金融と聞かれると「アコム」や「アイフル」といった名前が出てくるかもしれませんが、ダイレクトワンにはダイレクトワンの特徴があるのです。
今回は、ダイレクトワンの特徴について詳しく解説していきます。
特徴やメリットのほかに、利用する際の注意点についても解説していますので、ダイレクトワンを検討中の方はとくに必見ですよ!
Contents
ダイレクトワンの特徴とは?
ダイレクトワンはスルガ銀行グループのカードローンではありますが、消費者金融カードローンです。その点を踏まえて、ダイレクトワンの特徴を見てみましょう。
ダイレクトワンの基本情報
ダイレクトワンの基本情報 |
|
金利 |
4.9%~20.0% |
借入限度額 |
1万円~300万円 |
無利息期間 |
なし |
ATM手数料 |
108円~216円※ |
返済方式 |
残高スライド方式 |
返済日 |
給料日の翌々日 |
月々の返済額 |
4,000円~(借入金額によって異なる) |
遅延損害金の利率 |
20.0% |
申し込み条件 |
満20歳以上、満60歳未満 |
パート・アルバイト・主婦・学生の利用 |
可能 |
即日融資 |
可能 |
来店不要で契約 |
可能 |
※スルガ銀行ダイレクトワン支店に口座があれば「一部の」ATM手数料が無料で借入や返済をおこなうことができます。
ダイレクトワンは、インターネットや電話で申し込んで郵送でカードを受け取ることによって、「来店不要」でローンカードを作ることができますよ。
ダイレクトワンの金利は高い?
この表を見て、「金利20.0%って高くない?」と思った方もいることでしょう。
たしかにダイレクトワンの「20.0%」という金利は消費者金融カードローンの金利相場よりも高いのですが、これはあくまで利用限度額が10万円未満だったときの話です。
お金を貸すときに適用される法律である「利息制限法」では「元本(借入金額)が10万円以上100万円未満の場合の金利上限は18.0%になる」というルールがあります。
そのため、利用限度額を10万円以上にすることで、アコムやアイフルと同じ金利である18.0%でお金を借りることができるのです。
ただし、注意点として消費者金融でおなじみの「無利息期間」のサービスは実施されていない点に注意しましょう。
借入限度額は1万円から設定可能!
一般的なカードローンでは「10万円~○○○万円」といった「10万円から」の借入限度額であることが多いのですが、ダイレクトワンの場合は1万円から借入限度額を設定できます。
「これってメリットなの?」と疑問に感じる人もいるかもしれません。
しかし、視点を変えてみると小さな借入限度額は「使いすぎのリスクを最小限に抑えられる」という考え方もできるんです。
「10万円以上の借り入れはちょっと怖い・・・」
「数万円の小さな範囲でお金を借りたい!」
という人はダイレクトワンを検討してみてもいいかもしれませんね。
ただし、借入限度額が10万円以下の場合は金利が20.0%になる点は注意しておきましょう!
本人の安定した収入があれば主婦や学生でも申し込み可能
「パート・アルバイトでも申し込み可能!」と公式サイトでうたっている消費者金融は少なくありませんが、公式サイトに「主婦や学生でも申し込み可能!」と書いてある消費者金融は珍しいですね。
ただし、「本人の安定した収入があれば」という条件付きですので、主婦や学生でも自身のアルバイト収入がないと申し込むことはできません。
専業主婦が消費者金融でお金を借りたい人のであれば「レディースフタバ」なら「配偶者に安定した収入があるという条件付き」でお金を借りることは可能ですよ。
即日融資可能!だけど注意点も
ダイレクトワンは消費者金融カードローンなため即日融資が可能ですが、少し注意点があります。
それは、店頭窓口で申し込む必要があるということです。
ダイレクトワンには専用の自動契約機がないため、即日でカードをもらってお金を借りるには店頭窓口で申し込まなくてはいけません。
速達でローンカードを発送してくれる
郵送でローンカードを受け取る場合、ダイレクトワンの場合は「速達」でローンカードを発送してくれます。
郵送でローンカードを受け取る場合、基本的には7日~10日程度かかることが多いのですが、ダイレクトワンは速達なため通常よりもかなり早い段階でローンカードを手にすることもできるんです。
早くお金を借りたい人にはうってつけのカードローンといえるでしょうね。
ダイレクトワンに向いている人は?
ここまでダイレクトワンの特徴を説明してきましたが、「自分にダイレクトワンは合っているのだろうか?」わからないと決め手に欠けてしまいますよね。
ダイレクトワンの利用に向いているのはどんな人なのか、まとめてみました。
カードローン選びに迷っている人は参考にしてみてくださいね!
ダイレクトワンに向いている人
- スルガ銀行ダイレクトワン支店に口座がある(口座を作る)人
- 来店不要で契約したい人
- 10万円以下の借入限度額でやりくりしたい人
- アルバイト収入のある主婦や学生の人
- 急ぎでお金が必要な人(即日融資は店頭窓口のみ)
ダイレクトワンの注意点
- 無利息期間がない
- 返済日が給料日の翌々日固定になる
- 10万円未満の借入限度額の金利は「20.0%」
- 即日融資をしたい場合は「店頭窓口」の申し込みが必須
即日融資をしたい場合は公式サイトで最寄りの店舗をチェックしましょう!「即日融資したいけど、近くに店舗がない!」という人は「ほかの即日融資が可能なカードローン」を検討することをおすすめします。
申し込みについて
申し込み方法
- 店頭窓口
- インターネット
- 電話
ダイレクトワンでは、上記3つの申し込み方法があります。
即日融資ができるのは店頭窓口申し込みのみですが、ほか2つの申し込み方法でも早い段階でローンカードが届くのが嬉しいところですね。
店頭窓口申し込み
ダイレクトワン店舗の基本的な営業時間 ※店舗によって異なる可能性あり |
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平日 |
9:30~18:00 |
土日祝日 |
定休日 |
店舗窓口申し込みなら、わからないことはダイレクトワンの店舗スタッフにすぐ質問ができるので安心できるでしょう。
即日融資を希望する場合は、なるべく早い時間帯で店頭窓口申し込みを済ませることをおすすめします。
営業終了時刻ギリギリに来てしまうとローンカードを即日発行できない場合がありますので、時間に余裕をもって来店したいところですね。
店舗に向かう前に、公式サイトで営業時間を確認しておきましょう。
インターネット申し込み
24時間365日申し込み可能でとても便利なのですが、ガラケーの場合は必要書類のアップロードに非対応なためインターネット申し込みには不向きです。
その場合は電話にてダイレクトワンを申し込むようにしましょう。
電話申し込み
ダイレクトワンの電話申し込み可能時間 |
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平日 |
9:00~20:00 |
土日祝日 |
定休日 |
こちらも、店舗窓口申し込みと同じく、わからないことがあればオペレーターの方に質問ができるので安心でしょう。
必要書類(いずれか1点)
身分証明書類
- 運転免許証
- 個人番号カード
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
ダイレクトワンの申し込みには上記のいずれか1点を提出する必要があります。
「顔写真付きの身分証明書」であれば本人確認書類として提出することが可能です。
また、以下の写真付きでない身分証明書類は、住民票などの書類と組み合わせて提出することもできますよ。
- 健康保険証+住民票、納税証明書、公共料金の領収書いずれか1点
- パスポート+住民票、納税証明書、公共料金の領収書いずれか1点
ただし、住民票・納税証明書・公共料金の領収書の追加で必要な書類は6ヶ月以内に発行されたものでないと提出書類と認められないので注意が必要ですね。
収入証明書類(必要な人のみ)
- 50万円を超える借入希望額の人
- 「他社での借入限度額+今回の借り入れ限度額=100万円超え」の人
上記に1つでも当てはまる人は、収入証明書の提出が必要になります。
また、こちらも本人確認書類と同じく基本的に1種類の提出だけで問題ありません。
たとえば、収入証明書類として使えるものは下記のようになります。
- 給与明細書(直近2カ月分のもの)
- 源泉徴収書
- 確定申告書
収入証明書についてはこちらの記事で詳しく解説しています。気になる人は確認してみましょう!
ダイレクトワンの借り入れと返済方法は?
- 店頭窓口
- 振込
- ATM
- インターネットバンキング(返済のみ)
以上の方法で借り入れや返済をおこなうことができます。それでは、ひとつずつ解説していきますね。
店頭窓口での借り入れや返済は?
店頭窓口にて手数料無料で借り入れや返済をすることができます。
平日9:30~18:00(※店舗によって異なる場合あり)のみ営業をしているので、夜間や休日はほかの方法で借り入れや返済をおこなう必要があるでしょう。
振込での借り入れや返済は?
振込で借り入れをする場合 |
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平日 |
7:00~23:00 |
土日祝日 |
7:00~21:00 |
当日振込までの期限 |
13時までに手続きの完了が必要 |
上記の時間帯に「0120-30-2525」(テレホンセンター)へ電話をすることで、自分名義の銀行座へ振込借り入れをすることができます。
店舗窓口とは違い、土日祝日でも借り入れができるのが嬉しいところでしょう。
また、店舗窓口と同じく手数料無料で利用することもできます。
ただし、注意点として「当日振込には13時までに手続きを完了させる必要がある」ことは覚えておきましょう。
振込で返済する場合の注意点
指定口座への振込返済も可能ですが、こちらは利用する金融業者によっては手数料がかかったり、振込先が異なったりする場合もあります。
ATMでの借り入れや返済方法は?
利用可能なコンビニATM
- セブン銀行ATM
- e-net
利用可能な銀行ATM
- スルガ銀行ATM
- イオン銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
手数料がかかるが、口座があれば手数料無料!
有名なATMでいえば、上記のATMで借り入れや返済をすることができます。
これ以外にも利用可能なATMはあるので、気になる人は公式サイトで調べてみてください。
すぐに借り入れや返済ができて便利なのですが、108円~216円のATM手数料がかかってしまうのが難点といえるでしょう。
しかし、スルガ銀行ダイレクトワン支店の口座を持っているのであれば、お得に利用可能です。
上記でご紹介したATMなら手数料無料で利用することができますよ!
ATMをよく利用する人であれば、スルガ銀行ダイレクトワン支店の口座開設を検討するのもいいかもしれませんね。
インターネットバンキングで返済をおこなえる!
スルガ銀行ダイレクトワン支店に口座があることが条件ですが、インターネットバンキングにて返済をおこなうことができます。
ATMを利用するために外出する必要もありませんし、手数料無料なためとても便利に利用できます。
しかも、インターネット上での手続きのため、24時間利用できるのが嬉しいところでしょう。
スルガ銀行ダイレクトワン支店で口座を作っておくと、ダイレクトワンを便利に使うことができるのです。
返済期日に関する注意点
ダイレクトワンの毎月の返済期日(約定返済といいます)は、原則として給料日の翌々日固定になります。
転職などの事情があった場合以外、返済日の変更はできないため注意しましょう。
また、月々の支払いは返済期日の10日前から可能です。
たとえば毎月15日があなたの返済期日だとしましょう。
その場合、10日前である5日から、返済期日の15日までの「10日間」のうちに返済をする必要があるんです。
5日~10日以外の日にも返済をすること自体は可能です。
しかし、その場合は「約定返済」ではなく「随時返済」という「毎月の支払いとは別の自主的な返済」という扱いになってしまいます。
随時返済をしても約定返済がなければ、その月の返済は「延滞」ということになるのです。
延滞をしてしまうと、遅延損害金の発生や、信用情報にキズがつくといったペナルティにつながりますので注意が必要ですよ。
「10日前~返済期日」が返済期間だということを覚えておけば心配いらないでしょう。
まとめ
スルガ銀行グループの消費者金融であるダイレクトワンのカードローンは、10万円未満の借入限度額の場合のみ「20.0%」の高金利になっています。
しかし、借入限度額が10万円以上なら大手消費者金融とほとんど変わらない金利で借り入れをおこなうことができるため、そこまで気になる点ではないでしょう。
1万円から借入限度額を設定できるのも特徴で、カードローンの使いすぎが心配な人に向いているカードローンといえます。
また、「返済期日が給料日の翌々日固定である」「即日融資をしたい場合は店頭窓口申し込みが必要」といった注意点もあります。
メリットや注意点をしっかり踏まえてから申し込むことで、かしこくカードローンを利用することができますよ。
以上、マネーアナウンサーの門刈がお伝えしました。