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言葉の意味から住宅ローン、カードローンでの「元金」を徹底調査!

みなさんこんにちは、マネーアナウンサーの門刈です。
突然ですが、「元金」の言葉の意味を人に説明できますか?

実は元金は使う場面や、状況によって変化する、ちょっと変わったややこしい言葉なんです。

 

今回は、いざ聞かれると「ん?」となってしまいそうな元金の言葉の意味から、状況によってどう変わるのかを解説します。

 

さらに、元金に関わる2種類の返済方法である、「元金均等返済」と「元利均等返済」についても解説していきます。

 

特に住宅ローンを検討されている方には、とても大事な知識になりますので、最後まで読むことをおすすめしますよ。

 

それでは、ご覧ください。

 

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元金(がんきん)の意味

1万円札

まず初めに、元金の言葉の意味や状況によってどういう使われかたをするのかを説明していきます。

 

元金の意味とは?

お金の貸し借りしたときや、銀行などに預金したときの利子を含まない元々のお金のこと。

 

これが、辞書にも載っているような一般的な意味になっていて、元金はどんな使い方をしても意味が変わるということはなく、基本的にこの意味になると思っていただければ問題ありません。

では、ここからは用途別で解説していきますね。

元金(がんきん)

がんきん」と読む場合は、上記でも説明した通り利子を含まない部分のお金のことを「がんきん」といいます。

 

また、住宅ローンを扱う場合にも「がんきん」と言うことが一般的ですが、「借入金(融資金)」や「元本(がんぽん)」とも言うこともあります。

 

元金(もときん)

もときん」と読む場合は、「事業などを始めるための資金である、元手のお金」という意味になります。

 

意味としては同じになるかもしれませんが、しっかりと状況に合わせた使い方が出来るほうが、社長としての株もあがることでしょう!

 

また、こちらでも別の言い方があり「準備金」とも言うようです。

元金」の意味はおわかりいただけたでしょうか?

 

なんか一つの言葉なのにややこしいな~

結局どれが正解なの?

と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、難しく考える必要はありません!

結論からいうと、どう使っても意味は同じだということです。

 

現在では、使い方が混同している人が多いようで、結局、伝えた相手に伝わればそれが正解とされているようです。

 

なので、自分のいる環境に合わせた使い方をするのが正解です!

ただ、しっかりと意味を理解して言葉を使うことは大事なことなので、これを機に覚えておくことをおすすめします。

元金と利息の関係

握手それではここから、元金と利息の関係について解説していきます。

元金と利息は2つで1つみたいな関係ですので、このまま一緒に覚えていきましょう。

 

利息とは?

キノコの里 たけのこの里 アップの顔

利息を簡単に説明すると、お金を貸し借りしたときに発生する手数料みたいなものです。

 

言葉にしてしまうとわかりにくいですが、イラストを見ていただければイメージしやすいのではないでしょうか。

 

利子と利息は同じような意味にはなりますが、立場によって捉えかたが変わるということですね。

 

間違えやすい似た言葉

ここまで説明した中でも、元金、利子、利息となんだか似たような言葉が色々と出てきましたね。

 

読んでてもよくわからない…」となってしまう前に、一度ここで、似た言葉を整理してから先へ進むことにしましょう!

元金:お金の貸し借りで利子を含まないお金

利子:お金を借りた側が支払う手数料

利息:お金を貸した側が受けとる手数料

金利:利子、利息の総称

利率:利子や利息を〇%で表したもの

 

このあたりが特に似ていて、わからなくなりやすい言葉ではないでしょうか?

イメージしやすいように、少し簡単な言葉で説明していますが、それぞれこのような意味と関係になっています。

 

もっと詳しく知りたいと思った方は、下の関連記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

 

利息の計算方法

言葉の意味もわかってきたところで続いては、利息の計算方法になります。

 

お金をやり取りするのには、言葉の意味を理解することも大事ですが、それを活用する術も必要になってきます。

 

計算なんて苦手だ~」というかたもいるかもしれませんが大丈夫です!

なにも難しくありません。

計算方法
元金×利率÷365×借り入れ日数(借り入れ当日は除く)

 

これで元金に対する利息がわかります。

言葉の意味がわかれば案外すんなり、理解できたのではないでしょうか?

 

これが、元金と利息が2つで1つの関係という意味になります。

 

また、ローン会社や消費者金融はこの手数料(金利)を得ることによって会社として成り立っているということですね。

 

2種類の返済方法

海外 黄色い家ここからは、「元金」という言葉も使われている返済方法について解説していきたいと思います。

 

住宅ローンを検討しているということは、返済方法も考えなければいけません。

その返済方法を決めるためにも必要な知識になりますよ!

 

元金均等返済とは?

イラスト 元金均等返済

毎月返済する元金を一定にして返していくという、返済方法になります。

元金(一定)+利子=返済金額が毎月違う

元金均等返済は、坂を下っていくような返済になり、返済開始のはじめほど返済額が高くなるという返済方法になります。

 

これは、元金が大きいほど金利も大きくなることから返し始めがいちばん高くなってしまうんですね。

 

元利均等返済とは?

イラスト 元利均等返済

毎月返済する金額を一定にして返していくという、返済方法になります。

元金+利子=返済金額が毎月一定

元利均等返済は、金利がゆるやかな坂を上っていくような返済方法だとイメージいていただければ、わかりやすいかと思います。

 

一定の返済金額の中で、金利を引いた分の元金を返済していくので、元金均等返済に比べて

最終的な利息が高くなるということです。

 

少し難しい言葉が続いてしまいましたね。

イメージしづらいというかたは、この後に見やすく比較もしていますので、そちらを一度ご覧ください。

こちらから

それぞれのメリット、デメリット

2つの返済方法があるのはわかったけど、どっちがいいの?」と迷われているかたに見ていただきたいのが、それぞれのメリットデメリットです。

 

元金均等返済

メリット

・返済が進むにつれて毎月の返済金額が減っていく

・元利均等返済にくらべて元金の減りが早いので最終的に返す金額が少なくなる

デメリット

・返済開始での返済金額が1番高くなる

元利均等返済

メリット

・一定の返済額で無理なく返していける

・返済開始での返済金額の負担を減らせる

デメリット

・同じ返済期間で返したときに元金均等返済よりも金利が高くなることで最終的に返す金額が高くなる

・ローン残高(元金)の減りが遅い

 

見ていただいた通り、メリットデメリットを比べても一長一短といった感じで、どちらのほうがいいとは言いづらいものなんです。

 

返済方法を選ぶときに、お金に余裕があれば元金均等返済、あまり無理はしたくないというようでしたら元利均等返済と、その時の状況に合わせた選択をするといいでしょう。

 

ただひとつ忘れてほしくないのは、元金が減れば金利(利子・利息)も減って早く返済を終えられる、それだけ負担が減るということです。

これは、住宅ローンやカードローン、クレジットカードと、お金を返すものすべて同じですのでよく覚えておいてくださいね。

リボ払いも返済方法は同じ

ではここで、補足的な情報としてクレジットカードのリボ払いについて簡単に説明します。

 

クレジットカードは利用されているかたも多いと思いますので、ぜひ知っておいて欲しい情報です!

 

リボ払いはやばい…

毎月ちゃんと払ってるのにカードが使えない…

 

なんてことを聞くことはありませんか?

 

なぜこうなってしまうのかは、ここまで説明してきた「元金と金利の関係」がわかれば、なるほど、と思っていただけるのではないでしょうか。

 

リボ払いは元利均等返済になっているということです。

 

毎月の支払金額を一定にすることで、毎月の負担は減るかもしれません。

しかし、先ほども言ったとおりクレジットで使った分(元金)が減らなければそれだけ金利がかかり、最終的に返す金額も増えていくという仕組みになっているんです。

 

元金が減るペースよりも早く元金が増える。

これがリボ払いはやばい」と言われてしまう原因ですね。

 

ただ、現在はそういった使いすぎを抑えるために、リボ払いの中でさらにさまざまな支払方法を選べるそうなので、気になる方は一度調べてみるといいでしょう。

でも、正しい知識を持って使えばとても便利な支払い方法ですよ。

 

住宅ローンを返済していく場合

クレジットカード 5枚ここまで元金の言葉の意味から、返済方法と説明してきましたが実際にはどれくらいの違いがあるのか、わかりにくいですよね。

 

ここでは、住宅ローンの返済をする想定で比較を出しますので、ぜひ参考にしてみてください。

返済方法の比較

【購入者例】

  • 30歳(男性)
  • 年収700万円
  • 毎月7万円返済
  • ボーナス返済10万円
  • 年間返済額104万円
  • 一戸建てを購入
  • 3000万円の借り入れ
  • 金利:1.5%
  • 30年ローン

※より比較がわかりやすいように設定しています

 

最終返済金額

元金均等返済

3576万円

元利均等返済

3728万円

最終的に返済する金額はこのようになります。

 

借りた金額(元金)は同じ3000万円でも、返済方法が違うだけで最終的には152万円の違いがでてきてしまうんですね。

 

住宅ローンの場合は借り入れの金額も大きく、返済期間も長いのでより大きい差になってしまうということです。

 

なので、返済方法を決める際は慎重に考えることをおすすめしますよ。

 

返済シミュレーションをすぐに出せるサイト

最終的な返済金額の差をわかっていただいたところで、「じゃあ、月々はどれくらいちがうの?」となりますよね?

 

それも比較を出そうかと考えたのですが、月々に返していく金額となると、返済の状況や条件によってさまざまになってきます。

 

元金均等返済の場合は毎月の返していく金額もバラバラになってくるので、ご自身の希望されている条件をあてはめてシミュレーションできるサイトをいくつかご紹介させていただきます。

 

サイト運営会社

URL

住宅保証機構株式会社

https://www.hownes.com/loan/sim/

楽天銀行

https://www.rakuten-bank.co.jp/home-loan/simulation/

三井住友銀行

http://www.smbc.co.jp/kojin/jutaku_loan/shinki/sim/

住宅金融支援機構

https://www.jhf.go.jp/simulation_loan/

こちらからそのまま、返済シミュレーションのページにいけますので詳しく知りたいかたは、ぜひ活用してみてください。

 

住宅ローンの返済方法を選ぶ時に気をつけてほしいこと

住宅ローンでの返済方法の比較について説明してきましたが、どんな人がどっちの返済方法に向いているのか、選択するひとつのポイントとして紹介させていただきます。

元金均等返済を選択される場合

こちらの返済方法を選ぶ場合は、最初のほうが返していく金額が大きく返済が進むにつれて小さくなっていきます。

 

なので、ローンを組むときの生活に余裕がある方や、子育てが落ち着いてしばらくは大きな出費をする予定がない人に、向いている返済方法ではないでしょうか。

元利均等返済を選択される場合

こちらの返済方法を選ぶと、最終的に返す金額は元金均等返済よりも大きくなってしまいますが、はじめから一定の金額で負担を少なく返済できます。

 

なので、ローンを組むときの生活にあまり余裕がない方や、将来的に子供が欲しい、子供がまだ小さくてこれから教育費がかかるなど、将来的に出費が増えそうな方には、こちらの返済方法が向いているのではないでしょうか。

ぜひ住宅ローンを組むときには、上記2つのことにも気を付けて返済方法をご検討ください。

カードローンを返済していく場合

山 夕日つづいては、カードローンを返済していくときの比較をしていきたいと思います。

 

はじめの説明でも少し触れましたが、消費者金融はお金を貸して手数料をもらうことで成り立っています。

 

カードローンの返済方法は基本的に元利均等返済になっていて、毎月決められた最低金額を払っていき(余裕があるかたは繰り上げ返済もあります)、完済を目指すものになります。

 

繰り上げ返済
毎月返しているお金とは別に、いつもより多くお金を返すことです。

 

返済期間が長くなればなるほど利息が増えていくので、期間が変わることでどれくらいの差が出るのかをご紹介しますね。

 

こちらは返済計画をたてるのにも大事なことですので、ぜひ参考にしてみてください。

【例】10万円を借りたとして
1年で返済した場合、2年で返済した場合、3年で返済した場合の比較を、大手消費者金融でもある「プロミス」「アイフル」と大手銀行系カードローンの「バンクイック」で比較していきたいと思います。

 

【プロミス】

期間(金利)

毎月の返済額

総返済額

1年以内(17.8%)

毎月10,000円返済

109,043円

2年以内(17.8%)

毎月5,000円返済

119,490円

3年以内(17.8%)

毎月4,000円返済

125,864円

1年と2年では10,447円の差、1年と3年では16,821円の差になります。

 

【アイフル】

期間(金利)

毎月の返済額

総返済額

1年以内(18.0%)

毎月10,000円返済

109,153円

2年以内(18.0%)

毎月5,000円返済

119,774円

3年以内(18.0%)

毎月4,000円返済

126,265円

1年と2年では10,621円の差、1年と3年では17,112円の差になります。

 

【バンクイック】

期間(金利)

毎月の返済額

総返済額

1年以内(14.6%)

毎月10,000円返済

107,442円

2年以内(14.6%)

毎月5,000円返済

115,904円

3年以内(14.6%)

毎月4,000円返済

121,311円

1年と2年では8,462円の差、1年と3年では13,869円の差になります。

 

この結果をみてどうでしょうか?

 

なんだ、思ったより差なんてないじゃん」と思った方と「こんなに違うの!?」と思った方といらっしゃると思います。

 

感じ方は人それぞれかもしれませんが、同じ金額を借りたとしても返す期間によってこれだけの差がでてきてしまいます。

加えて、金利によっても大きく変わってくることがわかりますね。

 

これから、カードローンの利用を検討されているかたは、ぜひこれを参考にしてカード会社を選んでみてください。

 

よく聞く「ご利用は計画的に」ですね。             

まとめ

長くなってしまいましたが、「元金」の意味はおわかりいただけたでしょうか?

 

元金」の本来の意味も大事なことですが、今では使われている環境に合わせて、使うということも大事なようですね。

 

また、元金と利息の関係や元金に関わる返済方法についても解説しましたが、お金に関することはとても大事なことだと思います。

 

似た言葉が多くてややこしいかもしれませんが、損をしないためにも、ぜひ覚えておいてくださいね。

 

以上、マネーアナウンサーの門刈がお伝えしました。

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