信用ガタ落ち!?代位弁済による3つのデメリットが痛すぎる!

みなさんこんにちは、マネーアナウンサーの門刈です。
クレジットカードやカードローンの支払いを長く滞納していると、代位弁済というものがおこなわれます。

この代位弁済について知らない人も多いのではないでしょうか。

また、代位決済の通知が来て「代位弁済がおこなわれたらどうなるの…?」と焦っている人もいるのかもしれませんね。

 

今回は、代位弁済について仕組みや代位弁済がおこなわれるとどうなってしまうのかなど、詳しく解説いたします!

代位弁済を甘く見ていると、信用や財産を失うなどの大きな損失をしてしまうかもしれません。

そうならないためにも、記事を最後まで読むことをおすすめしますよ。

代位弁済とは?

【用語解説】
債務者:お金を返済する義務を持った人
保証会社:債務者の保証人としての役割を担う会社のこと
債権:財産(お金や値打ちのある物)を請求できる権利

代位弁済(だいいべんさい)とは、第三者(保証会社)が債務者の代わりにお金を返済すること・・・といいたいところですが、これは半分正解で半分間違いなんです。

第三者が債務者の借金を肩代わりするだけでは、ただの「弁済」であり「代位弁済」ではありません

 

では、代位弁済の「代位」とはどのようなものなのでしょうか。

代位とは、法律にもとづいてほかの人が持っている権利を得ることをいうのです。

 

イラストの②を見てみましょう。

保証会社は銀行へ、債務者の代わりにお金を返済(弁済)する代わりに、銀行から債権を貰っている(代位)ということが分かると思います。

この②の流れを合わせて代位弁済というのです。

 

代位弁済後に求償権が行使される

代位弁済がおこなわれた場合、保証会社は求償権というものを取得します。

求償権とは、債務者の借金を肩代わりした人が債務者に対して肩代わりした借金分のお金や財産の支払いを要求する権利のことです。

つまり、「あなたの代わりにお金を返済したので、私にお金を払ってください」と言える権利なんですよね。

 

代位弁済がおこなわれたあとは、イラストの③のように求償権を得た保証会社は債務者へ求償権の行使(借金の一括払いをするように請求)をおこなうのです。

保証会社が返済を肩代わりしたといっても、請求元が変わっただけで債務者の返済義務がなくなるわけではありません。

また、代位弁済は借金の滞納から3か月後ぐらいにおこなわれ、代位弁済後に保証会社から送られる通知を通じて、債務者は代位弁済がおこなわれたことを知ることができます

銀行が保証会社を立てる理由

なぜ代位弁済が必要なのか、結局お金を借りた人に請求するのは同じなんだから意味ないのでは?」とお思いの人もいるのかもしれませんね。

鋭いご指摘です!ではご説明しましょう。

代位弁済をする理由は、銀行が損をしないようにするためなんです!

 

貸したお金が戻ってこないと、戻ってこないぶん銀行がをしてしまいますよね?

お金が戻ってこないときにお金を立て替えてもらえる保証会社があれば、少ないリスクでお金を貸すことができます

 

つまり、保証会社とは銀行が用意している保険のようなものなんです。

また、保証会社は個人や企業から保証料を貰っています。

簡単にいえば、お仕事を受け持ったときの手数料で利益を得ているんですね。

一見不思議な仕組みでも、構造を理解すれば納得できます。 お金に関するお話って奥が深いんですよね!

消費者金融は保証会社なしでお金を貸している!?

銀行は保証会社を立てているけど、消費者金融はどうなの?」という疑問を感じている人もいることでしょう。

 

基本的に、消費者金融は保証人(保証会社)がいない状態でお金を貸しています。

保証人(保証会社)がいないという「高いリスク」があるから、そのぶん金利を高くしてリスクを減らそうとしているわけですね。

 

じゃあ、保証人を用意させてリスクを回避すればいいのでは?」と、また疑問が浮かんでしまいますよね。

そう考えてしまうのはわかりますが、消費者金融にはあえて保証人を立てない理由があります。

 

保証人が必要になってしまうと、今度は消費者金融の売りである「借入ハードルの低さ」「融資スピードの速さ」を犠牲にしてしまうのです。

そのため、消費者金融の良いところを活かすという理由で、保証会社を立てずにお金を貸しています。

「保証人を用意しない」からこそ可能になるメリットがあるというわけですね……。

代位弁済による3つのデメリット

代位弁済の仕組みについて説明しましたが、代位弁済は債務者にとってデメリットしかありません。
ここでは、代位弁済のデメリットについて詳しく解説します。

サービスの利用停止

返済ができなかったから当然ではありますが、代位弁済をするきっかけになったカードローンやクレジットカードが利用停止になってしまいます。

また、同じ金融機関の他のカードを利用している場合、どちらも利用ができなくなるのでご注意ください。

とくに公共料金やサービスの利用料金をクレジットカード払いにしている場合は、ほかの支払い方法に変更する手続きが必要になるなどの手間がかかってしまいますよ。

 

遅延損害金がかかる

返済期限を過ぎてしまうと遅延損害金がかかってしまい、遅れた日数分の遅延損害金を払わなければならなくなります。

遅延損害金の金利は基本的に20%になっており、計算式は以下のようになります。

気になる人は電卓を片手に計算してみてください。

【遅延損害金の計算式】
元金×遅延損害金利×遅延日数÷年間日数
※小数点以下は四捨五入
※2月29日がある「うるう年」の場合366日で計算
【例題】
元金10万円で返済期日から30日遅れた場合の遅延損害金
100,000×0.2×30÷365=1644円
※%を計算式に入れたい場合は、%に100を割った数字を入れてみてください。
今回は20%ですので、20÷100=0.2を電卓で入力しましょう!

高い利息を払わなければいけないので、手痛い出費となってしまいます。

余分なお金を支払わないためにも、きちんとした返済をすることが大事なのです。

代位弁済の記録が残り、信用が失われる

信用情報機関という、お金に関する利用履歴や事故情報などの情報を管理している会社があります。

その会社に、代位弁済されたという記録が残ってしまいます

そうなってしまった場合、住宅ローンを組んだりクレジットカード作ったりするときの審査でかなり不利となってしまいます。

代位弁済されたという記録は返済完了後から最低でも5年間は残りますのでご注意くださいね。

代位決済のご相談は弁護士へ!

代位弁済がおこなわれることによって、債務者に一括で請求が来ることは先ほど説明した通りです。

お金を一括で払うあてがあればいいのですが、一括でお金を返せない場合はすぐに弁護士に相談をしましょう。

相談するお金がない…

弁護士に怒られないか心配

借金をズルズル引き延ばしたときのうしろめたさはわかりますが、代位弁済をされたまま放置していると、最悪の場合、財産が差し押さえになるケースもあります。

そのため、放置せずに弁護士に相談することをおすすめします。

 

また、弁護士に依頼するお金がないという人は「法テラス」に相談して、弁護士費用を一時的に立て替えてもらいましょう。

立て替えしてもらったお金も返済する必要がありますが、代位弁済を放置するよりかはマシというものです。

とにかく、代位弁済がされたということは「事態は深刻」という状況なのです。
早めの解決が必要ですよ!

代位弁済に防ぐための対策方法は?

もうお気づきかもしれませんが、代位弁済にならないためには「必ず期限内に返済をすること」がとても重要になります。

返済を期限内に返済するためには、カードの利用をしすぎないことと返済日に余裕を持って支払いをおこなうことです。

 

カードローンやクレジットカードはとても便利でつい使ってしまいがちです。

しかし、使い過ぎると支払いのときに苦しい思いをしなければならなくなります。

カードを利用する前にあらかじめ利用するお金の限度額を考えておいたり、無理のない返済ができるように限度額を設定したりするなどの対策をしておきましょう。

 

スマホアプリやお知らせサービスを活用

また、返済忘れの対策は、スマートフォンアプリなどのスケジュール帳を利用することで返済忘れを防止することができます。

カード会社によっては、返済忘れ防止のためにメールなどで支払い期日をお知らせするサービスをおこなっている場合があるかもしれません。

返済に自信のない人は、試してみてはいかがでしょうか?

まとめ

保証会社は債務者の代わりに銀行への借金を支払ってくれますが、借金の返済義務がなくなるわけではありません。

また、代位弁済がおこなわれてしまうと深刻な状態になることはご理解いただけたと思います。

 

繰り返しになってしまい、耳が痛いかもしれませんが「ちょっと遅れるぐらいなら平気だろう」と思わずに必ず返済期日は守りましょうね。

以上、マネーアナウンサーの門刈がお伝えしました。